子育てのあるあるネタが人気、3児のパパ木下ゆーき。シングルファザーだったときの長男のイヤイヤ期が壮絶だった

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3児のパパで子育てインフルエンサーとして活動する木下ゆーきさん。子育ての大変さを笑いに替えたSNS発信の数々が、ママやパパたちから圧倒的共感と支持を得て、その総フォロワー数はなんと170万人!「アパレル店員風のおむつ替え動画」を目にしたことがある人も多いのでは? 木下さんに、シングルファザーだったころの子育てや、ステップファミリーとして3人のパパになった今の家族のことについて聞きました。
全2回のインタビューの前編です。保育園のアドレス登録名を、大好きな俳優の名前に変えて
――現在木下さんは12歳の長男、6歳の長女、3歳の二男を育てるパパですが、もともと子どもは好きでしたか?
木下さん(以下敬称略) はい、子どもは大好きでした。僕も妻も3人きょうだいなので、「子どもは3人がいいね」と話していました。3人目の子育てで大変なこともありますけど、今だけだな、これで最後だな、と思うと頑張れます。
この春で長男が中学校入学、長女が小学校入学、二男が幼稚園入園なんです。3人の新生活準備で、スケジュールも出費も大変です!
――木下さんはシングルファザーとして育児をしていた時期もあったそうです。大変だったことはどんなことですか?
木下 芸人をしていた23歳で最初の結婚をして長男が生まれ、まだ小さいころに別居し、その後離婚をしました。シングルになってからは実家に戻って、IT系企業の会社員として働くように。両親のサポートがなかったら、仕事をしながらシングルファザーで子育てはできなかっただろうと思います。とても助けてもらいました。
大変だったことは、やっぱり仕事中に保育園から「子どもが発熱したからお迎えに来てください」と頻繁に電話がかかってきたことです。会社の人たちも「行っておいで」と言ってくれるんですけど、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。スマホの着信に保育園の名前が出るのを見るだけで気分が重くなってしまって。だから、保育園の登録名を「新垣結衣」に変えて、違うドキドキを味わえるようにしていました。家族や友だちに「新垣結衣から迎えに来てって電話が来ちゃってさ〜」なんて笑って話したりして、メンタルを保っていたと思います。
――現在のパートナーと再婚し、家族が増えることになって長男はどんな様子でしたか?
木下 妻と再婚してしばらくの間、長男は「父ちゃんと寝る!」と言って寝かしつけは僕じゃないとダメでした。妻はそのことに少し落ち込んでいたので「生まれてから5年間ずっと僕が寝かしつけてきたのに、結婚してすぐに『お母さんがいい!』って言われたら僕のほうが立ち直れないよ」と言葉をかけた記憶があります。
しばらくして、長男は「お母さんとも一緒に寝たい」というようになり、さらにそんな時期も過ぎて12歳の今は1人で寝ています。続きを読む