手軽に大量にバランスも考えたい! 食欲旺盛な男子中・高生のお弁当【料理研究家に聞く】

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新学期からお弁当が始まっているご家庭もあるのではないでしょうか。特に食欲旺盛な男子中・高生向けのお弁当作りについて、口コミサイト「ウィメンズパーク」のママの声を紹介するとともに、お弁当作りのポイントについて、料理研究家のほりえさちこさんにアドバイスいただきました。
ママたちが作る息子のためのお弁当とは
――まずは、ママたちの男子学生向けの弁当作りについて紹介します。
■残り物が大活躍
「高校生の息子に中学から5年間作っていますが、ほとんど前の日の晩ごはんを先に取り分けておきます。おかずは、炒め物や煮物のほか、冷食の肉系のおかずを多めに入れますね。冷食の牛丼なんかも汁気を少し切ったり、卵とじにしてご飯の上に乗せたりすると喜ばれます。親子丼風、カツ丼風、中華丼風も好きですね。朝から電子レンジでチンが大活躍。朝作るのは、朝ごはん兼用の卵焼きだけです」
■冷凍食品が大活躍
「息子からは『揚げ物ばかりだと胸焼けする』『煮物は好きじゃない』と、言われているので、大活躍しているのが冷凍野菜。ブロッコリー、アスパラガス、ほうれん草などを肉、ベーコン、ウインナーと炒めるだけで立派なおかずです。あとは、卵焼きと冷凍食品やお弁当用の肉団子などですね」
■スープジャーでカレーやシチューも
「夕飯の時に、1、2品作りカップに詰めてから冷凍し、朝は入れるだけ。もしくは、夜の塾の送迎などもしているので、スーパーに寄り、お惣菜の揚げ物とか安くなっているものを買って冷凍して、2、3日で使い切ります。スープジャーを使えば、カレーやシチューも入れられますよ」
■最近喜ばれたのはぶりの竜田揚げ
「中学生はとにかく肉。唐揚げラブなので、冷凍の唐揚げをどかんと入れています。冬はスープジャーに味噌汁を入れて持たせています。ご飯を味噌汁に入れて、食べているらしいです。チキンカツや唐揚げを大量に作る時は、翌日の弁当は親子丼です。最近、好評だったのが、竜田揚げです。冷めても美味しかったと言っていました」
■肉、魚、野菜を中心に、前日に下ごしらえ
「小学5年の息子が小麦の食物アレルギーのため、小学1年からずっとお弁当です。高学年になりよく食べるので、息子のお弁当はガッツリ系に。息子が喜ぶおかずは、豚のしょうが焼き、ミートボール、からあげ、鶏肉しょうが焼き、牛肉とこんにゃくのすき焼き風、鯛の塩焼、焼鮭、白身魚ムニエル、ブリの照り焼きなど。あらかじめ、前日夜に下ごしらえしておいて、朝仕上げています」続きを読む